固まる猫砂には要注意


猫用トイレの砂(猫砂)の種類を検討しているとき、固まるタイプの砂は取り扱いが便利で嬉しいですよね。固まるタイプの猫砂がホームセンターで激安、格安で売っていると、ついつい買いたくなってしまうものです。粘土状のもの、紙のもの、天然素材のもの、木で出来ているもの、中には「自然由来成分配合」なんて、意味が分からないけどなんとな~く体に良さそうなものなのどさまざま。固まる猫砂によく使われているのが「珪藻土」(けいそうど)と呼ばれるものです。

この珪藻土、藻類の一種で、二酸化珪素(シリカ)が主成分で、他にはアルミニウム、カルシウム、マグネシウなどを含んでいます。この珪藻土の粉塵を吸い込むと、珪藻土塵肺という病気になる可能性があるといわれています。ただし、下記の機関は珪藻土は発がん性が無い、と発表しているそうです。

IARC(国際がん研究機関)/社団法人 日本産業衛生学会/ACGIH(米国産業衛生専門会議)/米国EPA(環境保護庁)/米国NTP(国家毒性プログラム)/BGIA(ドイツ連邦職業協会労働安全研究所) など

ただし、これは通常の珪藻土の話で、焼成された珪藻土の場合は結晶質シリカを含んでおり、この場合は危険性が高まります。猫砂の多くは焼成された珪藻土を使っているため、この結晶質シリカを含んでいます。粉塵を浴びないようにマスクをして取り替えているという方もいらっしゃるようですが、猫の場合はマスクをすることが出来ません。猫は日常的に常に珪藻土を吸い込んでしまいます。

肺の病気の危険性のほかにも懸念されることがあります。固まる猫砂を使っている猫たちには、「ストルバイト尿道結石」や「腎臓結石」が多いとされているのです。実際、泌尿器系の疾患で苦しむ猫を飼っている人は多いのではないでしょうか?

猫砂には、他にも固めるための成分が含まれています。高分子吸収体として知られるポリマーです。ポリマーは、生理用ナプキンやオムツなどにも使用されている物です。日用品などに幅広く活用されていますが、体に悪影響を与えることでも知られています。人間がポリマーを食べる、というケースはまずありませんが、猫の場合はトイレから口に入ったり、猫砂が付いた自分の体を舐めることで体内に入ってしまう危険性があります。猫は土を食べる習性があるため、自ら猫砂を食べてしまう子もいるそうです。特に栄養バランスの悪いキャットフードを食べている猫にこの傾向が見られるそうです。(しっかりしたヤラーのキャットフードなどで対策したいものです)
そういう猫たちの胃壁にはどろどろの猫砂がこびりついています。


当コンテンツは、提携ライターによるものであり、ルシアンおよび当サイト運営会社の意見、見解などを示したものではございません。

カテゴリー: 雑学   パーマリンク

コメントは受け付けていません。