体重当たりの給餌量の目安が、それぞれのフードの裏面のシールに書かれています。
給餌量目安というのは、
「ヤラーを与え始める時に、おおよそこの位の量から始めてみましょう」
・・・・という意味だとお考え下さい。
これはあくまでも単なる「目安」なので、「適量」とは意味が違います。
間違っても
「記載された分量を 何がなんでも 毎日 必ず コンスタントに 食べなければいけないぞ!!」
という意味ではありません。
わんこもにゃんこは、機械やロボットではありませんね。
食欲の無い日もあるし、気分が良くて食が進んじゃう日だってあります。
個体差もあります。
沢山動いて摂取カロリーが必要な子もいるでしょう。
反対に、お昼寝大好きのまったり派は、それほど沢山食べなくても大丈夫だったりします。
ですから、同じ「目安量」からスタートしたとしても、最終的な「適量」はそれぞれ違います。
目安量はあくまでもスタート地点ということが分かりました。
「じゃあ、一体ウチの子には、どのくらいの量のフードをあげれば良いの?」
と、聞きたくなるのが人情ですね。
「もったいぶらずに早く適量を教えてよ!」と良いたくなっちゃいますね。
でも、しかし、けれども・・・・・・
残念ながら、それは飼い主さんにしか分からないのです。
先ほど申し上げましたように、必要な適正カロリーには個体差があります。
動くのが好きでしょっちゅう走り回っている子、
お昼寝の方が好きなインドア派のあまり動きたがらない子、
筋肉質で運動神経の発達している子・・・・などなど。
性格的な側面や、毎日のお散歩などの運動量にも左右されてきますね。
ですから、フード「適量」は、毎日一緒に過ごしている飼い主さんにしか分からないものなのです。
飼い主たる者、可愛い家族の食事量は、しっかり把握しておらねばならぬ、と言うことになりますね。
太りすぎず、やせすぎず、理想的なプロポーションを保ってあげることは、
見た目だけでなく、生活習慣病の予防などの観点からも有益です。
特に筋肉質の子は、見た目以上に体重がありますので、体重より体型を目安にされると良いと思います。
上から見て、ウエストのくびれが無いのはちょっと太り過ぎですし、
あばら骨が見えてしまうようでは痩せ過ぎですね。
上記をふまえ、ウチの子のフードの適量を見つけてあげて下さい。
ドッグフードには年齢によるステージ別の専用フードが用意されています。 パピーやシニアがそれにあたります。
子犬に与えるフードはパピーを選ぶのが一般的ですが、パピー以外のフードを子犬に与えることも可能です。
例えば、先住犬がいるので、同じ種類のフード1種類で対応したいといった場合もあるでしょう。 そんな時は、先住犬の食べているフードをお使いいただいて大丈夫です。
ただし、子犬向けの給餌量目安の数値は、成犬用のフードには書かれていませんので、 子犬に与える目安量にはご注意下さい。
成犬用のフードに書かれた目安量は成犬用の分量だということ、 子犬は成犬の倍の量が必要ということを覚えておいて下さい。
体が小さいにも関わらず、食べるフードの量が多いというのは不思議な気がしますが、成長期というのは沢山の栄養分が必要なんですね。
暑くなってくると、わんちゃん・猫ちゃんの食欲もちょっぴりダウンしてきます。これは季節的な問題なのでご心配いらないと思います。
人間でも、沢山食べたい日と、あまり食がすすまない日があると思います。犬や猫だって同じです。毎日同じ量をきちんと食べないとダメ!と、飼い主さんばかりが意気込んでしまっても仕方ありません。
夏場は寒い時期より少なめの量でOKだし、同じ体重でも『適量』はそれぞれ違う、ということ認識しておくのが大切ですね。
では今回は、その『適量』について考えてみたいと思います。「うちの子には一日何グラムのフードを与えたらいいですか?」・・・というご質問を結構頻繁にいただきます。折角ご質問いただいたのに、?実は、こればかりは私にはお答えできないことなんです・・・。(ご免なさい)「え~?どうして?」と思われますか?フードの袋の裏に“給餌量目安”というのが記載されています。
?この数値は、まずはこの位の量からスタートしてみましょう・・といった感じの数値です。体重何キロに対して一日約何グラム・・というざっくりした数字なので、何が何でもその量をどの子も必ず毎日きっちり食べなければいけないぞ!というものでは決してありません。
十人十色といいますが、十犬も十猫も十色です。走り回るの大好き!という子もいれば、お膝の上でまったりがいい♪という子もいます。個性って素晴らしいですね!これだから生き物っておもしろいんですよね。
?なので、同じ体重でも必要カロリーは、それぞれの子によって全く違います。?さあ、目安量からスタートしたら、今度は飼い主さんの、うちの子の『適量』を探る旅の始まりです!・・・なんていうと大げさですか?・・・(汗)
?筋肉が多い子は見た目よりも体重が多いですから、体重より体型を見てあげるのが良いと思います。?
ウエストのくびれがなくなったら太りすぎですし、アバラが浮き出ているのはやせすぎです。毎日の観察で体型をチェックしてあげながら、フードの量を増減していって下さい。?
こんな訳で、それぞれの子の『適量』は、飼い主さんだけが分かる・・・いえ、飼い主さんだけにしか分からない数値なんです。みなさんのわんちゃん・猫ちゃんのフードの『適量』、探し当てられましたか?
?ただし、最初にも書きましたように、季節によっても、日ごとにも食欲の微妙な変化はあるということを踏まえて対応をしてあげて下さいね。?