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次亜塩素酸と次亜塩素酸イオンの除菌力比較

次亜塩素酸と次亜塩素酸イオンの含有比率を変化させ、次亜塩素酸の含有率を多くすることにより除菌力が高まりますが、どの程度高くなるのでしょうか?

左表は遊離有効塩素である次亜塩素酸(HOCl)と次亜塩素酸イオン(OCl-)が、大腸菌を除菌するために必用とした時間を表しています。 (縦軸が有効遊離塩素濃度、横軸が大腸菌除菌の所要時間)

例えば、塩素濃度0.1mg/lの時、点線矢印の示す時間軸を見ると、大腸菌の除菌に要した時間は、次亜塩素酸(HOCl)が1.5分なのに対し、次亜塩 素酸イオン(OCl-)では120分ということが判ります。

つまり次亜塩素酸イオンは、次亜塩素酸の80倍の除菌時間を要し、除菌力は80分の1ということになります。

※E.Coli(大腸菌郡)を99%除菌するのに要する時間(分) [水温2~6℃] アメリカ環境保護局EPA検査 出典:技報堂出版「浄水の技術」抜粋

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