「BHA」はガソリンの酸化防止のために合成された化学物質です。
動物実験の結果「発ガン性」「歩行障害」「呼吸困難」「消化器官からの出血」「肝臓のうっ血」などの可能性があることが確認されています。
名古屋市立医大で行なわれたラットの発癌試験では、BHA無投与のオス・メスとも全く発癌しなかったのに対して、BHAを与えていた方には腫瘍も含めてオスは100%、メスは96~98%に癌が確認されました。
BHAなどの化学毒性を持つ化学物質は、使用量や摂取量が決められており、その範囲内で使用が許可されてはいます。微量に添加されるのであれば、食べても問題なく、発癌性があるとしても微量の摂取なら大丈夫だとされているのです。
BHAは、発がん性が確認されたため厚生省は使用を禁止しようとしましたが、欧米からの圧力によってそれを断念したいわくつきの化学物質です。
BHAやその他の酸化防止剤が添加されたおやつやウェットフードなども多く出回っており、一つ一つは微量でも全体的に見るとかなり量を体内に取り込んでいる恐れがあります。特に半生のフードや半生のおやつなどを選ぶ際には、酸化防止剤や着色料などに十分注意が必要です。